先週の土曜日からバレーボールのオリンピック最終予選が行われています。
8チームの総当たり戦で、アジア４ヶ国のトップに立つか、アジア枠を除く上位３チームに入るとオリンピックの出場が決まる大事な試合。
一昨日の火曜日、宿敵韓国に3-1で敗れてから一夜。昨晩の相手はタイ。
お互いこの試合を落とせば出場が危うくなるため、一死報えぬ試合展開で運命のファイナルセット。
ファイナルセットは15点で終わるのですが、途中、10対4の6点差で負けていて、このままズルズルといくかと誰もが思っていたと思いますが、全日本の選手達は諦めません！一つのボールを追いかけて繋ぎ、最後はアタッカーが決める。そして、バレーボールはセッターがゲームを作るスポーツ。これまでずっとチームを引っ張ってきた名セッター竹下佳江選手の後釜で最年少でセッターに起用されている宮下遥選手が大事なところでサービスエースを出したり、相手のタイの監督へのレッドカードもあり逆転！！
激闘の末に大事な一勝をあげました！試合後はみんなの目に涙。一気に張りつめていた気持ちが溢れ出てきたのでしょう。
最年少でチームを引っ張るという大役を任せられ、並々ならぬ大きなプレッシャーの中で戦った宮下選手の目にも大粒の涙が溢れていました。きっとホッとしたんでしょうね。
もちろん、キャプテンとして大きく成長した木村沙織選手、昨日大活躍した迫田さおり選手、他のメンバーやベンチに入れなかった4人のメンバーも全員の目に熱いものが込み上げていました。私も勝利が決まった瞬間込み上げるものがありました。
何でもスポーツは、リードしていて「勝ったかも」と安心する気持ちと負けていても「負けられない、諦めない。」と思う気持ちでゲーム展開は変わります。負けていたり、勝っていても追いついてこられると、どうしても焦りが出てくるのですが、そんな時こそ冷静にならないと空回りしてしまいます。そして、どれだけ自分を信じるか、どれだけ仲間を信じるかそれだけです。昨晩の試合では全日本の選手、そして会場のお客さんやテレビを見ているみんなの気持ちが一つになった賜物です。
今日はお休みで明日から残りの試合が始まります。リオの切符を手にしてほしいですね！！期待しています！
みなさんも、何事も気持ちですよ！頑張りましょうね！！（私が一番頑張らんなんかも・・・(笑)）